ページの先頭です

ページ内を移動するためのリンク
本文(c)へ

お悩みFAQ

ひとり親家庭によくある悩みを、FAQ形式で答えています。
解決法の参考のひとつとして、ご覧になってください。

ひとり親になる前

Q1

離婚の手続きについて

小学生の子供がいます。これまでも、夫(妻)と意見が合わず、何度か離婚を考え、またやり直そうと思ってここまできました。最近になって、これ以上結婚生活を続けないほうがいいのではと思うことがありました。夫(妻)の借金がわかったのです。
離婚の手続きについて知りたいです。また、どこに相談すればよいでしょうか。

これから離婚しようかと考えておられるのですね。

まず、離婚の手続きについてですが、離婚の種類には大まかに言うと協議離婚、調停離婚、裁判離婚があります。

協議離婚は、本人同士の親権などの取り決めだけで離婚届にサインし、離婚する方法です。

調停離婚と裁判離婚は、家庭裁判所で取り決めをするものです。

家庭裁判所を使う場合には、財産分与や養育費、面会交流についても取り決めをすることが多いですね。

財産分与や養育費について、きちんと取り決めたいとお思いでしたら、調停をされることをお勧めいたします。調停調書で養育費を取り決めれば、その後不払いの場合に裁判所が履行勧告をすることができますし、強制執行もできるようになります。

また、先に別居中の婚姻費用について取り決めてもらうこともできます。

まずは、区市町村のひとり親支援の部署、あるいは、東京都ひとり親家庭支援センター「はあと」の離婚前後の法律相談などへ相談されることをお勧めいたします。

Q2

DVから逃れるためには

結婚して5年、子供が二人います。1歳と3歳で手がかかり、家事と育児で手一杯です。
夫は、結婚前は優しかったのに、いまは毎日「お前はダメだ」「子供を育てる資格がない」「こんな母親に育てられたら子供がかわいそう」などと言ってきます。
確かに家の中は散らかっていますが、私はそんなにダメなんでしょうか。これはDVでしょうか。以前に友人に話したらそう言われたのですが、DVって殴ったり蹴ったりのことを言うのかと思っていました。
なかなかこんなことは相談できなくて困っています。

お子さんが二人いて、毎日家事と育児で大変なのですね。それなのに、パートナーは協力してくれないどころかあなたをダメだというような言葉をかけてくるのでは、つらいですね。

さて、いわゆる「ドメスティック・バイオレンス=DV」ですが、DVというと、殴る・蹴るなどの身体的暴力のことをいうと思いがちですが、そのほかにも精神的な暴力(どなる、暴言、無視する、人前でバカにする、生活費を渡さない)や性的な暴力も含まれます。

あなたが毎日毎日言葉で言われているのも、精神的な暴力である可能性がありますね。

まずは、安心して相談できるところにご相談なさってください。東京都女性相談センター東京ウィメンズプラザが良いと思います。

ひとりで悩まないで、相談をしてくださいね。

Q3

結婚しないで子供を産むことについて

結婚しないで子供が生まれたら、どんな手続きが必要ですか。出産後は体調もなかなか戻らないと聞いていますし、赤ちゃんの世話もありますよね。出産後の手続きについて教えてください。
また、父親ははっきりしているのですが、子供は認知してもらった方が良いのでしょうか。両親にも妊娠のことを言っていないのですが、どう伝えたらよいのか迷います。

まず、出産後、二週間以内に役所に出生届を出しにいきましょう。届出人は、認知をしていない場合には、母のみとなります。

役所に行ったときには、その足で、児童扶養手当児童育成手当などの申請もしておかれるとよいと思います。

また、区市町村によっては、産前・産後支援ヘルパーの派遣制度がありますので、産前に申し込んでおければベストですね。

認知についてですが、お子さんのお父さんがはっきりしていますので、お父さんから認知をしてもらうよう働きかけましょう。役所に認知届を提出することになります。認知には胎児認知(母の同意が必要)、任意の認知、強制認知などがあります。認知しますと、戸籍には父親の欄に名前が記載され、父親の戸籍にも記載されます。もし相手が同意しない場合は調停から始めましょう。

認知をしてもらえば、父親は確定しますので、扶養義務が発生します。その後養育費の請求をすることができるようになります。

また、ご両親への説明ですが、「最初は結婚しないで子供を産むなんて」と反対していても、かわいい孫をみたら、お気持ちが変わることも多いようですよ。折をみてお話してみてくださいね。

ご自分の頼れる先を増やして、産後は無理をしないでゆっくり過ごしましょう。

Q4

養育費の取決めについて

夫とは別居中で、離婚を考えています。子供は5歳です。
いまはパートで働いていますが、収入には不安があります。子供の養育には責任をもってもらいたいので、養育費を払ってもらいたいと思っています。養育費の取り決めの方法を教えてください。

いま別居中で、養育費をこれから取り決めたいと思っているのですね。離婚については相手と合意はできているのでしょうか。

養育費については、裁判所が養育費の算定表を目安として発表しています。

平成30年度司法研究(養育費,婚姻費用の算定に関する実証的研究)の報告について

これを参考にして取り決めることができます。

養育費は18歳あるいは20歳まで、あるいは大学卒業までなどと取り決めることができます。

養育費の取り決め方法についてですが、まず本人同士でする方法があります。本人同士が署名して捺印しただけのものなどを合意書とよびます。しかし、このままですと法的な執行力がありませんので、約束が守られないときに強制執行などはできません。

強制執行ができる取り決めとして、①公正証書 ②調停調書 ③裁判の判決 ④審判や和解調書などがあります。

①の公正証書は、離婚協議書などをつくり双方が公証役場に行き公正証書とするものです。不払いのときに強制執行できるように「強制執行認諾文言」を入れておきましょう。費用は養育費の額によって異なりますが3~4万円程度かかるとみておいてください。公証役場は大きな駅近くなどにあります。最近、区市町村によっては公正証書の費用を援助する自治体も出てきました。

②~④の調停調書などは、裁判所の調停の結果がまとまったものです。取り決めた養育費が不払いになった場合には履行勧告をしてもらうことができます。調停自体の費用は安いのですが、代理人として弁護士に依頼すると費用がかかります。

そのほか、ADR (裁判外紛争解決手続)などで取り決めることもできます。

法的なことは一度無料の法律相談などを受けておくとよいと思います。東京都ひとり親家庭支援センター「はあと」では、養育費に詳しい専門の相談員による相談や、離婚問題に詳しい弁護士による無料の法律相談をやっています。また、法テラスでは収入の少ない方が無料で法律相談を受けられる仕組みがあります。

Q5

面会交流の取決めについて

離婚しましたが、子供の父親とは面会交流をした方がいいでしょうか。私は二度と会いたくないという思いが強いのですが、最近は面会交流するのがあたりまえだと調停でも言われました。
離婚前に精神的な暴力があり、関わりをもつのがいやなのですが、やはり子供とは会わせたほうがいいのでしょうか。
子供に直接暴力などはなかったので、子供は父親がなつかしいようです。

親同士は離婚したとしても、子供と親の関係はなくなるわけではありませんので、DVや虐待などがなければ面会交流をしたほうがいいと思います。

子供は別れた親とも交流することで自分の親を知り、そして支えてもらっていることを実感できるでしょう。

あなたも別居したときは生活が大変だったでしょうが、だんだん安定してくれば子供と父親を会わせることに抵抗がなくなってくることも考えられます。

1か月に1回など取り決めをして、会わせましょう。子供の生活に無理のない範囲で会わせることが大切です。

お子さんはお父さんと会いたいと思っているのであれば、まずは会わせてみたらいかがでしょうか。

一方で、面会交流が子供にとってよくないケースもあります。前述のとおり、DVや虐待があったり、面会交流を通じて、子供への悪影響が考えられるような場合です。このような場合は、子供が安心して、交流を楽しむことができませんので、面会交流は難しいでしょう。

調停などでも面会交流を取り決めることは一般的になってきましたので、子供のための交流であることを念頭に、取り決めについて考えていきましょう。

Q6

離婚後の住まいについて

これから離婚を考えています。いまは無職なので、民間の賃貸住宅を借りられるのかとても心配です。子供は5歳と3歳で、静かにしてくれる年齢ではありません。どうやって住宅をみつけたらいいのでしょうか。

ひとり親にとって、住宅費は家計の中で非常に大きな割合を占めます。離婚直後は実家に住まわせてもらい、仕事が安定してから近くの賃貸アパートに引っ越すという人もいます。まずは安い民間賃貸住宅に住んでから、公営住宅などが当たるのを待って移る人もいます。

都営住宅ですと、家賃も安く、ひとり親には通常より当選確率を高くする制度(優遇抽せん制度)があります。しかし、抽選方式で入居者を決定するので、希望のエリアにすぐには入れないこともあります。定期的に応募し続けることは大切です。また、随時募集や毎月募集の物件も出てきました。駅から遠い物件なども含まれますが、選択肢のひとつとして検討してみてください。

また、区(市町村)営住宅がある自治体もあります。UR賃貸住宅などは礼金不要で子育て世帯の割引制度がある場合があります。

そのほか、働いていないとなかなか審査が通らないといった課題もありますが、シングルママに優しい住宅の紹介をしてくれる民間団体(NPO法人リトルワンズ)もありますし、シングルママ向けのシェアハウスも少しずつ増えてきています。

また、住まいだけでなく生活全般に困っている方には、母子生活支援施設の入所という手段もあります。お住まいの自治体に相談してくださいね。

Q7

ひとり親になることへの不安(子育てについて)

離婚して半年で、3歳の子供がいます。夫の不倫が離婚の原因なのですが、親戚からは「片親で育つ子供はかわいそう」「成長に影響が出る」と言われてしまいました。私も好きで離婚したわけではないのに・・・つらかったです。
本当に、片親で育つと何か影響があるのでしょうか。今は、子供は元気で保育園に通っています。保育園の先生にも問題ありませんよ、と言われるのですが、不安です。

「子供がかわいそう」と言われてしまったのですね。つらかったですね。そんな心ない言葉が聞こえてきてしまうことはありますね。

お子さんへの影響についてご不安に思っているということですが、児童精神科医の先生よれば、「ひとり親だから、子供の育ちや発達に悪影響があるという臨床的な研究はない」ということです。まずは安心してくださいね。

ひとり親で子供を育てるということは、金銭面など、確かに大変な部分もありますよね。 でも何よりも大切なのは、あなたがお子さんのことをとても大切に思っていて、お子さんとの関係がしっかりできていることです。

幸い、お子さんは保育園に楽しく通い、毎日過ごされているのですね。それだけでとってもよいことだと思います。

ひとり親になった後

Q1

子供にパパ(ママ)について聞かれたら

赤ちゃんのときに別れて以来、父親と子供は会っていません。子供が3歳になって、保育園のほかの子供たちにお父さん(パパ)がいるのがわかってきました。父親のことを子供にどう伝えたらいいのでしょうか。

お子さんがお父さんのことに関心をもってきたのですね。お母さんとしては何と言ったらいいのか悩みますよね。

でもいまはお子さんに伝えるのにはいいチャンス!「〇〇ちゃんにもパパはいるんだけど、でもママとパパは話し合って一緒に暮らさないことにしたの。パパもママもあなたのことは大好きなんだよ」というふうに伝えてみたらいかがでしょうか。もちろん、DVや虐待があったりしたら、すぐには会えないかもしれないので、将来会えるかも、といった言い方にしておいたほうがいいこともありますね。

「パパはお月様になっちゃった」などと、ごまかしたりしないで事実を伝えることが大切ですよ。いまは小さいお子さんでも、いずれ大人になってウソだったとわかったら傷つくこともあるかもしれません。

Q2

仕事中の子供の預かり・育児の手伝い

子供は4年生と2年生の二人です。転職活動をして、やっと正社員で就職できました。一生懸命仕事をして残業にならないようにはしているのですが、どうしても打合せや仕事が終わらず残業になることもあります。遠くの母(子供の祖母)に先日は2時間かけて来てもらいましたが、とても疲れたと言われてしまいました。これからどうしたらいいのか、悩んでいます。

ご転職、おめでとうございます!これから頑張って仕事をしようというときですね。けれど、ご実家には頼りにくい状況なのですね。

まずは、地域の子育て支援を使ってみるとよいかと思います。

ひとり親家庭ホームヘルプサービスの申請をしたり、ファミリー・サポート・センターに利用会員として登録して、提供会員をご紹介していただきましょう。地域によって実施内容に違いはありますが、初めは短時間利用をされるとよいと思います。

また、トワイライトステイを行っている区市町村もあります。シルバー人材協会の方に来てもらって、お子さんを見てもらったという方もいらっしゃいました。

いろいろな制度を使いながら、仕事を継続していきましょう。

あと数年で、お子さんは手が離れていきますよ。

お子さんは、成長とともに、少しずつお留守番ができるようになっていきます。レトルト食品などを使って、「ごはんを温めたら食べられるよ」など少しずつ教えていきましょう。

残業で遅くなって帰ったときには、ただいまといっしょに「ママ(パパ)は〇〇ちゃんのことが大好きだよ」という言葉も伝えてあげてください。一緒にいられる時間が少なくても、親の愛情を感じることができれば、子供はだいじょうぶですよ。

Q3

子供が病気になったときには

保育園に通っている子供が病気になりました。仕事が休めないときはどうしたらいいでしょうか。

仕事をしている中で一番困るのが、子供の病気ですね。保育園に行き始めたときにはいろいろな子供と接するので、病気をもらってくることも多くなり、毎週熱を出して会社を休んだと言っていたママもいます。

ひとりで子育てしているので、休まざるをえない。会社からの評価も心配ですよね。

就職する前、保育園に通いだす前に、ファミリー・サポート・センター(病児対応ができるかどうかは区市町村によります)や病児保育、シルバー人材協会などに登録して、お子さんをみてくれる体制を整えましょう。また、ご両親やごきょうだいなど頼める方も増やしておきましょう。

そのほかに、民間で病児保育のスタッフを派遣してくれるNPOなどもあります。ひとり親には割引制度があるところもありますよ。

お子さんは育っていくうちにだんだん丈夫になっていきます。5歳を過ぎるとかなり丈夫になりますよね。また小学校中学年以上になれば、軽い病気ならお留守番もできるでしょう。

もちろん、病気で心細いときには、なるべくいっしょにいて看病してあげたいもの。会社を休んだら、そのあとはなるべくほかの社員の仕事が忙しいときなど率先して手伝ったり、社内コミュニケーションを円滑にしておきましょう。

Q4

シングルママ(パパ)と周囲に伝えるタイミング

子供の学校や保育園の保護者会に、シングルママだと言った方がいいでしょうか。とても言い出しづらいです。
少し仲良くなってきた同級生のママとの帰り道に、「パパはどうしているの?」と聞かれてしまい、「ええ、まあ」みたいにごまかしたのですが、とてもつらいです。みなさんはどうされているのでしょうか。

ほんとうに多くのひとり親の方がこのことで悩んでいますね。

無理なく伝えられるときに伝えたらいいと思いますよ。

いろいろな人がいます。「私は保護者会の自己紹介のときに、『母子家庭です』と伝えたんです」という人もいました。また、「実はうちはパパとは一緒にくらしていないんです」と少しずつ親しくなった人に伝えた人もいました。あなたなりの方法でいいと思います。

ただ、保護者会やPTAの役員を決めるときには、ひとり親なのでここまでしかできないんです、と伝える場面もあるのかもしれませんね。

臨機応変にしましょう。

意外に子供が大きくなってくるとそれぞれのご家庭に事情がある家が増えてくるようです。

あるとき「母子家庭なんです」と言ったら、実は相手もそうだったとか、「うちは実は夫がずっと帰ってこないの」と打ち明けられたりした人もいました。

日本でも、家族の形は多様になってきていると思います。

Q5

シングルパパの家事について

妻に家を出ていかれてしまい、今はシングルパパとしてがんばっています。子供は保育園と小学校。まだ手がかかるので、毎日大変です。
料理も洗濯も掃除もまったく知らないことばかりです。特に料理が苦手で、できあいのお惣菜ばかり買ってくるので、食費もかなりかかってしまいます。何かいい方法はないでしょうか。

シングルパパとして、がんばって子育てとお仕事をやっておられるのですね。よくがんばっていますね。

これからは家事はだんだん軽くしていったほうがいい時代なんです。家事ができなくても恥ずかしく思う必要はありませんよ。

でも、お惣菜よりも自分でつくったほうが経済的ですね。

簡単料理で子供が好きなものですと、ジャガイモ・ニンジン・タマネギ・肉とシチューの素があれば、今日はシチュー、明日はハヤシライス、明後日はカレーをつくることもできますよ。2日間かけて食べればこれで6日分。日曜日は一息ついて、お子さんと外食するのもいいですね。

ここから少しずつバリエーションを増やしていってくださいね。

ファミリー・サポート・センターの協力会員さんや、ひとり親家庭ホームヘルプサービスのヘルパーさんなどにも料理のコツを聞くことができると思います。

保護者会で会う人や保育園の先生など、いろんな人に頼っていってくださいね。

Q6

ひとり親が使える就労支援について

最近、離婚が成立しました。子供は中学生と小学生で年齢は40代半ばです。これから私が働けるような職種があるのでしょうか。とても心配です。いまは両親と同居しています。
結婚するまでは働いていましたが、仕事のブランクが長いのでこれから仕事をして子供を育てていけるのかとても心配です。ひとり親が利用できる就労支援としてどのようなものがあるのでしょうか。教えてください。

年齢が40代半ばだということで、これから働けるのだろうかと心配になっておられるのですね。

まず申し上げたいのは、人生100年時代になりましたので、40代というのはまだまだ真ん中折り返し地点くらいですね。新しいことにもどんどんチャレンジしていける年代です。将来のことを見据えて、ご自分のスキルを高めていきましょう。

資格を取る場合には、ひとり親家庭自立支援教育訓練給付金という、資格のための講座を受講する場合に費用の6割を援助する制度があります。また、ひとり親家庭高等職業訓練促進給付金といって、国家資格を取得するための学校に1年以上通う場合に、その間の生活費を援助する制度があります。資格は、看護師、准看護師、助産師、介護福祉士、保育士、社会福祉士、調理師、作業療法士、理学療法士などの資格が対象になっています。都内にはこうした資格取得の学校はたくさんあります。学校に通学する費用については貸付金などを借りることもできます。

どちらの事業を使う場合も、受講前にまずは区市町村にご相談してください。

もしあなたが看護師になって働きたいと思ったら、看護師資格は病院や福祉の現場で働くことができる強い資格だと思います。また介護福祉士などもこれからなくならない仕事だと思います。

そのほかひとり親向けではありませんが、国の求職者支援制度を使って、指定講座を受講することもでき、訓練手当をもらうことができます。

仕事をしていくには、健康はとても大切です。これからの長い人生を健康でのりきりましょうね。

Q7

子供の大学や専門学校への進学について

高校生の子供がいます。子供は大学まで行きたいと言っているのですが・・・この先、大学まで進学させてあげられるのかがとても心配です。教育費のことを教えてください。

お子さんが高校生で、大学進学希望なのですね。どんな方面に進みたいのかしら。 さて、2020年から、いわゆる高等教育無償化、修学支援新制度ができました。この制度を利用すると、大学や専門学校に進学することもできるようになりました。もしあなたのお子さんが、都内の私立大学に自宅から通学するとして、あなたの世帯が住民税非課税世帯ですと、授業料の減免が年額70万円、入学金免除が約26万円、そのほか給付型奨学金が年額約46万円を受けられることになります。

住民税課税世帯の場合はこれに準じて、3分の2、あるいは3分の1が、子供1人の場合年収ベースで373万円まで受けることができるようになります。

要件としては、収入要件のほかに、指定の大学・専門学校であるかどうか、そして子供の成績要件があります。

また、入学までの塾の費用や、入学考査料などは用意が必要ですが、東京都には受験生チャレンジ支援貸付という制度で、高校・大学受験対策のために学習塾へ通う費用と、高校・大学の受験料を無利子で借りることができます。合格すれば返済免除となりますので、ぜひご活用ください。

Q8

「シングルママ(パパ)」への周りの目が気になってしまう

小学校2年生の子供がいるシングルママです。
シングルママは貧乏だとか、かわいそうだと思われてしまうのではないかと思って、子供の教育や習い事、洋服など、無理をしてしまいます。
実際には、かなり経済的に大変です。先月も給料日の前に食品を買うお金もなくなってしまいました。私は間違っているのかしら、と思うこともあります。どうしたらいいのでしょう。

シングルママについて話題になることが増えてきましたね。たしかに経済的には大変だというような記事が増えています。

あなたは、周りが気になって、無理をしてしまっているのですね。

周りが気になるのも、周囲によく思われたいと少し見栄を張ってしまうのも、普通のことです。それがモチベーションになって頑張れることでよい結果が得られる人もいます。

でも、食費にまわすお金もないくらい習い事などに使ってしまっているということですので、ちょっとバランスが悪いのかもしれません。
まずは、あなたの家計を把握しましょう。収入は、給料と児童扶養手当やそのほかの手当、あとは養育費でしょうか。2か月に1度の手当も含め、毎月いくらあるかを把握しましょう。

支出の方は、家賃、光熱費、通信費、食費、教育費などですね。例えば、食費はどう安く見積もっても、4万円はかかるのではないでしょうか。

月々の収支で教育費にいくら回せるかがみえてきます。その範囲でできることをしていきましょう。

持続可能な生活をしていくことが、結果的にはお子さんのためにもなると思います。

Q9

養育費の支払いが止まってしまった

4年前に離婚しました。中学生と小学生の子供が3人いて、パートタイムで働いています。3人の教育費のために養育費を調停で1人3万円と取り決めたのですが、最近連絡もなく支払いが止まってしまいました。子供の父親とは連絡をとりあっていないので、現在の住所や勤務先が同じなのか変わっているのかはわかりません。どうしたらいいでしょうか。

突然養育費の支払いが止まってしまったのですね。

これまで連絡はどのようにしていましたか? メールアドレスやLINEなどを知っているようでしたら、支払ってほしいという連絡をしてみましょう。

調停調書などがある場合には、まずしていただきたいのは、裁判所の履行勧告です。これは裁判所が相手(義務者)に対して支払うよう勧告する制度です。履行勧告は、特に罰則規定などがないのですが、裁判所から送達されると、養育費を払い始める人もあります。費用もかかりませんのでやってみてください。

それでも支払わない場合には、強制執行の手続きをしましょう。ご本人でも相手の勤務先が分かればやれないことはないのですが、慣れない法的手続きなので、費用はかかりますが弁護士に頼むのが望ましいです。相手の勤務先や住所が分からない場合には、相手の銀行口座の情報や勤務先情報の開示を求める手続きをすることができるようになっています。

また、持続的に支払ってもらうために日頃から子供の様子や写真、成績表などを送っておく方が相手が支払う気持ちになると言われています。

DVや虐待のケースで交流は難しいですが、お子さんとの面会交流をしている方が養育費の支払い率は高いようです。

Q10

子供を保育園に預けるためには

3か月前に夫と別居しました。子供は2歳です。
これから調停も申し立てたいのですが、まずは働く先を探さなければと思っています。実家も遠いので、保育園に預けて働きたいと思っていますが、東京は待機児童が多く、入りにくいと聞いていて心配です。
また、別居中は保育料が夫の収入も合算されると高くなると聞いたのですが・・・。

東京では、おっしゃるように、保育園の入所が難しい地域もありますが、預け先の選択肢はいろいろとあります。

まず、保育園に子供を預けたい場合には、区市町村の保育サービスの担当部署に相談に行きましょう。何度も相談していいですよ。

事業所内保育施設がある仕事先を見つけるのもひとつですね。病院では、病院内保育所が併設されているところもあります。

また、初めは認証保育所など認可外の保育施設に預け、空きが出たら認可保育所に移るということも考えられます。

求職中だと共働き・育休中の夫婦の子よりポイントが低くなる場合もあるので、短時間でも働き始めるというのも一つの方法です。働き始めると、求職中よりもポイントが高くなります。

別居中の保育料ですが、離婚調停を申し立てている場合には、夫の収入と合算しない自治体が増えています。お住まいの区市町村に聞いてみてくださいね。また、幼児教育無償化によって3歳以上は無償(住民税非課税世帯は0~2歳も無償)となっています。安心してくださいね。

Q11

結婚期間中の仕事のブランクについて

結婚してから10年、子育てに専念してきました。思わぬことから離婚ということになり、とても動揺しています。もう30代後半ですが、これから安定した仕事に就けるのでしょうか。
子供は小学生が二人で、これから生活を支えていかねばなりません。仕事探しはどのようにしたらいいですか?
出産前は、企業で一般事務をしていましたが、それ以外の職務経験はなく、子供の学校でPTAの役員をやったりしていたくらいです。何か資格をとった方がいいのでしょうか。

仕事をしていなかったブランクが長くあるので、これから仕事をするにあたって、心配なのですね。

お子さんも小学生ということですので、最初はパート就労から始めてみるのはいかがでしょうか。だんだんに働くことに慣れていきましょう。お子さんにも学童クラブなどを利用してもらい、お母さんが働くことに慣れていってもらいましょう。

仕事探しについてですが、労働市場の動向では、事務の求人は減ってきているのが現状です。代わりに介護や保育、医療、IT系のお仕事は求人が多くなっています。

これからどんな仕事をしていくのかを考えるためには、まずはご自分の強みを知っていきましょう。東京都ひとり親家庭支援センターの就業支援ハローワーク東京しごとセンターでは、自己理解のための適職診断や、就業相談を受け付けています。ぜひ相談してみてください。

また、PTAの役員をしていた経験も決して無駄ではないので、履歴書に書いていきましょう!

資格は必ずしも必要ではありませんが、資格取得の支援(Q6 ひとり親が使える就労支援についてを参照)や、職業訓練の支援もいろいろとあります。区市町村の窓口や東京都ひとり親家庭支援センターなどで相談して、スキルの獲得も目指していきましょう。

Q12

シングルパパと女の子の子育てについて

シングルパパとして2人の子供を育てています。女の子と男の子です。まだ小学生ですが、この先、女の子をどうやって育てていったらいいか不安があります。性教育とか、生理のこととか・・・みなさんはどうしているのでしょう。

シングルパパにとっては、女の子の子育てではいくつか難関がありますね。たとえば、お子さんが思春期になってきたときに下着を買いたいといったらどうしたらいいのかとか、月経(生理)になったときにナプキンなどはどうやって用意したらいいのか、といった問題です。

シングルパパの声を聞いてみると、対応は人によって様々です。

「一緒にブラジャーを買いに行った。これがいいと娘が選んで店員さんと相談していた」というパパ。そのパパは、生理用ナプキンもスーパーで一緒に買っていたそうです。

「いや、そんなことになったらかなわん。うちの妹(子供の叔母)に頼む」というパパもいました。

シングルパパに育てられた娘さんからは、ブラジャーが必要なころ「祖母が昔風の下着をこれをつけなさいと買ってあてがわれて、中学のときに恥ずかしくて、隠れて着替えていた」とちょっとつらい体験となっていたようでした。その女性は「おばさんがあるとき気が付いて一緒に買いに行ってくれて助かった」と言っていました。

苦手なパパは早めに適切な人(女性)に頼んでおきましょう。自分でもできると思うパパは娘さんとスーパーなどで挑戦してみてください。

また、性教育の本も出ているので、参考になると思いますよ。

シングルパパの子育てではこんな冊子も出ているので参考にしてください。

Q13

子供の反抗期、どう接したらいい?

離婚でひとり親になって3年が経ちます。息子は中学1年生で、ついこの間まで、「お母さん」と言ってくっついてきていたのに、背が伸びて急に何にもしゃべらなくなって、口を開けば不機嫌そうに「うざい」「クソババア」と言います。あんなにかわいかったのにと思うとショックです。みなさんはどうされているのでしょうか。どう対応したらいいのでしょうか。
私の育て方が悪かったのでしょうか。離婚したのがいけなかったのでしょうか。

息子さんは思春期まっさかりで、「うざい」「クソババア」しか言わないのですね。これまでかわいかったのにと思うとショックですよね。

まず、日本中のこの時期の子供を抱える母親が、同じようなことを言われています。あなたの育て方が悪かったせいでも、離婚したことで悪い影響が出ているわけでもありません。

反抗してくるということはその子の成長の証(あかし)です。子供の自我が確立する時期には親にも批判的になってきます。それまで理不尽だと思っていたことや、口にできなかったことも表に出すようになるのです。批判されると、私は一生懸命子育てしてきたのにと思うでしょう。でも子供もいまは自分を確立する時期、必死なんです。

批判を言うようになってきたら、しっかり受け止めて聞いてください。もし、子供が話したいようなそぶりがあったら、そのときだけはいろいろ忙しくてもちゃんと向き合って聞いてあげてください。そこだけはお子さんとの大切な時間です。

駅まで一緒に行くのに20メートル離れて歩くような時期がありますが、そのうち、並んで歩いてくれるようになりますから、心配ありません。

Q14

子育てでイライラしてしまうときには

実家も離れているので、誰にも頼れずひとりで子育てをしています。
仕事はフルタイムで働いており、保育園に迎えに行って帰ってきて夕飯の支度をして、お風呂に入れて、寝かしつけて・・・毎日目がまわりそうです。
子供は3歳でイヤイヤ期で、だらだら食事をして残したり、こぼしたりすると、ついイライラしたり、「なんでこぼしちゃうの!」と怒ってしまうこともあります。
あとで子供に申し訳ないと思います。私はもしかしたら親として失格なんじゃないかと思ったりすることもあります。どうしたらいいのでしょう。

子育てって大変ですよね。ましてやずっとひとりで子育てしていると、イライラしてしまいがち。毎日忙しくしていると、「なんで言うことを聞かないの?」とつい子供に怒ってしまうことがあるのはとってもよくわかります。

あなただけではありません。子育て失格ではないですよ。みんなが経験しています。

まずはお子さんがもう少し食べ物を残さないようになるにはどうしたらいいのかですよね。基本は叱るよりほめること、と児童心理の先生は言っています。しかも途中の段階でもほめるのがいいそうです。苦手なニンジンを一口だけ食べたらほめる、みたいなことですね。

それから、あなたのストレスを軽減するのも大切です。まずは自分の時間がもてるように工夫しましょう。誰かに預けて、美容院に行くのでも、映画を観に行くのでも、居酒屋に行くのでもいいと思います。

誰かに相談してみるのもいいですね。保育園の先生に話してみたり、シングルママ同士の集まりで話してみるというのもいいでしょう(東京都ひとり親家庭支援センター「はあと」では、ひとり親同士が話し合うことのできる相談会を開催しています。)。テレビでも子育て番組でいろいろなアドバイスがあります。ひとりで抱え込まず、相談してくださいね。

Q15

子供に習い事をさせてあげたい

小学校2年生の子供がいます。同級生で、バレエ、塾、ピアノ、英語、チアダンスなどを習っているお子さんがいます。そのお子さんは毎日習い事があるそうです。うちの子もつられてなにかやりたい!と言い出しましたが、どれもそれなりにお金がかかるので、どうしたらいいのか悩んでいます。以前は東京以外のところに住んでいたので、正直こんなに習い事をしている子が多いとは思いませんでした。

確かに、東京では保育園や小学校低学年から習い事をする子供が増えてきた印象があります。

しかし、ひとり親のライフプランに詳しいファイナンシャルプランナーによりますと、ひとり親にとって、保育園・小学生時代は「教育費の貯め時」だそうです。

中学生くらいになると、部活動の費用や食費がかかるようになり、なかなか教育費は貯められないから、お子さんが小学校の時までに教育費を貯めておいて、というわけです。だからこそ、習い事で収入をすべて使ってしまわないように、ということでした。

ひとつの方法として、児童館のクラブ活動など、費用のかからない習い事を探すこともできます。将棋を教わりたいという子供を近くの高齢者が集まる将棋クラブに連れて行ったところ、おやつをいっぱいもらえてうれしそうに通っていた、という方もいました。

また、仕事が少し遅くなったときに、習い事が学童クラブの代わりになって助かったという方もいましたので、習い事のいい面は活用しましょう。

子供にいろいろなチャンスをあげたいと思うのが親心ですね。でも、将来の教育費を貯めていくことも大切。バランスを取りながら、暮らしていきましょう。

Q16

シングルママ(パパ)の恋愛や再婚について

離婚したときには、もう新たに男性(女性)と交際するなんてこりごり、と思っていました。ところが最近、交際しはじめた男性(女性)がいます。子供と一緒にデートもしていて、子供も楽しそうに一緒に遊んでいます。
いずれは再婚したいと思うのですが、何か気をつけることはあるでしょうか。

シングルママもシングルパパも、恋愛はダメという時代は昔のことですね。いまは恋人がいる方も増えてきました。それはとてもいいことだし、生きる張り合いにもなりますね。今回交際している人はどんな人でしょうか。

シングルの親が恋人と付き合うときに、ちょっと気をつけてほしいことがあります。

当たり前ですが、子供のことを考える、ということです。

例えば、シングルママの方から、「彼はしつけに厳しいんです」という相談を受けることがあります。彼が子育てに積極的になってくれるのは良いことのように思いますが、子供の気持ちはそうではないかもしれません。子育ての主体はあなたです。子供が相手との関わり方を負担に感じているようだったら、あなたなりの方針を彼に話しましょう。「しつけがなっていない」など言われても、たじろがなくていいですよ。子供は甘えながら育つものですからね。

もし、再婚したり一緒に暮らすということにするときにはしっかり考えてからにしましょうね。

彼はちゃんと仕事をしているか、女性関係はないか、借金はないか、あなたとコミュニケーションができるか、子供の都合を優先できる大人なのか、子供は一緒に暮らすことをOKしているかなどのチェックは必ずしてからにしましょう。

Q17

シングルママ(パパ)のライフプラン

離婚してひとり親になりました。2人の子供がいます。収入は減ってしまいましたが、子供には十分な教育を受けさせたいと思います。また自分の老後のことも心配です。最近、ライフプランという言葉を聞きました。シングルママのライフプランで気をつけることはどんなことでしょうか。

いまからライフプランを考えるのは、とても大切なことですね。

ひとり親になったときのお子さんの年齢によっても違ってきますが、ひとり親の生活にはいくつかの段階があると言われています。離婚前後の激変期、生活が少し安定してくる時期(キャリアアップ時期)、お子さんが思春期以降の教育費がかかる時期です。

離婚前後の激変期には多くの支援を得て、あなたとお子さんの生活を安定させていくことが大切です。住まい、仕事、保育園や学校、あなたとお子さんの心のケアなどが課題となるでしょう。

その後生活が安定してきたら、キャリアアップ時期になります。自分の強みを見つめ、少しずつ働く時間を増やしたり、資格取得をめざすなど、収入を増やす手立てをしましょう。

最後の教育費がかかる時期は大変ですね。あらかじめ教育費についての計画をたてましょう。

そして、子供が巣立ったあともあなたの人生は続きます。働ける方は65歳、あるいは70歳まで働く人もいますね。

こうしたプランをたてるときには、家計収支表と、ライフプラン表というものをつくることをお勧めしています。横軸に年度、縦にあなたとご家族の名前、そしてライフイベント(小学校入学、あなたの転職、中学入学、大学受験等)書いて、必要経費も入れていきましょう。また年収と貯蓄も書いていくと、大きな支出のときにどの程度お金が不足しているかわかります。

ここでは文字だけの説明なので、ライフプランセミナーなどにご参加いただくのが良いと思います。東京都ひとり親家庭支援センター「はあと」では、ライフプランセミナーの実施や、マネープランのご相談も行っています。

ページトップへ戻る