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仕事も子育ても頑張るシングルパパのしんさんに話を聞きました。

シングルママ・シングルパパに届けたいひとり親へのエール

子育てに奮闘する
シングルママ・シングルパパへ、
ひとり親とその家庭を支援・応援する
人々からのメッセージ。

周りの目や意見は気にしなくていいと思います。
自分たちが楽しければいいんです。
そうすると、笑顔が溢れる毎日が過ごせると思いますよ。

Yell 05

しんさん

4歳の女の子の父であるしんさんがシングルパパになったのは娘が生後半年になるころ。
営業マンとしての仕事ももちろんですが、何よりもお子さんとの時間を大事に、笑顔溢れる毎日を送っています。

Q1

ひとり親家庭になった経緯を
教えていただけますか?

娘が生まれて半年が経とうとしたある日。仕事から帰ったら妻と子供がいなかったんです。電話しても繋がらず、心配になり宮城の彼女の実家に連絡したところ、義理の親から「夕方頃いきなり娘を連れて戻り、妻の方はそのまま家を出て行ってしまった」と聞いて…。妻は産休育休を取得しており、数カ月後には仕事復帰、そして保育園入園も決まっていました。しかし「私には子供がいる人生は考えられない」と言うような気持ちになってしまい、そのような行動に出たようです。週末に娘を迎えに行った時も妻には会えず、そのまま、離婚や親権の手続きを遠隔で行いました。以降連絡は取っていません。全く予兆がなかったので本当に驚きました。同じ区内に両親が住んでいるので「一緒に暮らすか?」と心配されましたが、娘との生活は楽しく、マイホームも購入したばかりだったので迷わず二人暮らしを選択。以降シングルパパ生活を過ごしています。

Q2

今までで1番大変だったことは?
それにどのように乗り越えましたか?

離婚当初、生後半年ほどの娘の育児に加え、さまざまな手続きが平日だったこともあり、仕事先には迷惑をかけると辞職を考えました。しかし、理解のある会社で保育園入園まで(2カ月)の育休を取得させてくれたんです。助かったはずなのに、実はその期間が精神的には一番辛かった。ミルクをあげること、オムツを替えること、夜泣きなどは大変だけど慣れれば問題ないんです。何より娘の成長を側で見れることが嬉しかったので。それよりも、育休期間中の平日にサラリーマンを見ると、自分が社会から離れて行くような、取り残されて行くような感覚に陥るんです。もしかしたら妻もそういう気持ちを抱いたのかもしれません。仕事に復帰してからもいろいろ考えましたが、私は元々キャリア志向でもないですし「仕事よりも子供を優先しよう」と割り切ったらとても楽になりました。

Q3

大変だった時に、
周りに支えられたなと感じることはありますか?

両親や姉夫婦、親戚が近所にいることで随分助かっています。元々家族の仲は良い方だと思うのですが、両親も孫を可愛がってくれますし、娘も祖父母が大好き。当初は親戚関係の集まりで「大変だったね〜」と気を遣われることも多かったのですが、最近ではシングルパパであることを当たり前に受け入れてくれていることもありがたいですね。娘も、もちろん子供なのですが、最近ではよく喋りますし、友達のように対等な関係になってきて面白いですよ。仕事先の同僚や先輩家族とキャンプに行ったり、娘と二人で車で出掛ける休日がとても楽しいです。

Q4

国や民間のひとり親家庭支援の制度で良かった、
助かったというものはありますか?

私の場合は離婚やひとり親になる前の予兆はなく、突然すぎる出来事だったので、右も左も分からないまま区役所に行っていました。何が必要かも分からないので、窓口の方に言われたものを用意し、平日に何度か通いました。突然の離婚というストレスに加え、育休取得前だったため、仕事を休んで平日に区役所に行かなければいけないということを重荷に感じることもありました。しかし、児童扶養手当や住宅手当などの説明や提出書類について親切にアドバイスをいただいたことを覚えています。

Q5

ひとり親の方やひとり親になる方への
メッセージやアドバイスを教えてください

私の場合は、仕事は一旦諦めて、子育て優先にすることで、毎日が楽しくなりました。仕事で初めての経験をすることは年々減ってくるかもしれませんが、子育ては初めてだらけで奇跡の連続。「ミルクはどれくらい飲むんだろう」「こんなにすぐに洋服が小さくなるのか」と知らないことがたくさんあります。平日は仕事との両立で疲れることもあると思いますが、そういうときは休みの日に何をするかを二人で話します。楽しみな予定を作って、待ちに待った休日は全力で遊ぶ(笑)。周りの目や意見は気にしなくていいと思います。自分たちが楽しければいいんです。そうすると、笑顔が溢れる毎日が過ごせると思いますよ。

Q6

頑張っている
シングルママ・シングルパパに
エールを一言!

仕事より子育て優先 子供と休日を楽しむのが一番 しん(33) 会社員

2020.12.14 up

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