
人間はひとりでがんばれないのが当たり前!
ひとりで悩まず頼ってくださいね!
NPO法人子育てネットワーク・ピッコロ
1998年に発足。住民参加型の顔の見える支援を続けているNPO法人子育てネットワーク・ピッコロ。「困った時はすぐ手を差し伸べる」「預かる理由は問わない」という二つの方針を掲げ、さまざまな事業で「家族まるごと支援」を行なっています。
Q1
どんな支援をされていますか?
子育て等で困った時に「すぐ助けてほしいけど、手続きに時間がかかるから諦めてしまった」「友達同士だと遠慮してしまう」などの経験はありませんか? 私たちは自身も子育て経験のある地域住民の団体です。気持ちがわかるからこそ、発足当初から今困っている親に、すぐ手を差し伸べるという「24時間対応の一時預かり訪問」を実践しています。現在では清瀬市のファミリー・サポート事業の運営やひとり親家庭ホームヘルプサービス事業、養育支援訪問事業、小規模保育室ピッコロルームでの保育など、地域に密着したさまざまな子育てサービスを展開しています。
Q2
どのような相談を受けることが多いですか?
訪問保育やその他事業を通じて出会う方の中で、お子さんについてだけでなく、ご自身のことを受けとめてほしいという思いが伝わってきます。「子供は好きだけど、子育ての仕方が分からないからうまくいっていない」「誰にも相談できなくて苦しい」など、一時預かり終了時に自分の思いを話してくれる方もいらっしゃいます。ほかにも、家庭訪問型事業だから、直接普段暮らしているお部屋やみなさんの生活の様子を見ることができるので、DV等の相談を受けることもあります。不安や問題が大きくなる前に、家庭が孤立することなく関わりを持ち、問題の予防できたらと感じています。

Q3
もっと知ってほしい支援はありますか?

無料で誰もが利用できるニーズに寄り添った家庭訪問型子育て支援「ホームスタート」をぜひ知ってほしいです。NPO法人や社会福祉法人などが運営母体となり、子育て経験がある地域の住民が研修を受講してホームビジター(ホームスタートの活動をするボランティア)としてサポートを行います。
ホームビジターは親の思いを聞いたり、親と一緒に子供と遊んだり、一緒に食事の準備、赤ちゃんの世話などを行います。例えば「子供がうまくご飯を食べてくれない」「家事がつらい」と相談をしてくれたお母さんのもとにホームビジターが訪問し、一緒に料理を作ったところ、子供がおいしそうに食べてくれたということがありました。レシピを渡すだけではない、共同作業だからこその経験の共有ができることで、親の自信にもつながっていきます。また、寄り添って話を聞くことで、「他の人もうまくできないこともあるんですね」と不安が和らぎ、楽になっていただけることも。一緒に親子の成長を見守る地域のホームビジターという存在が身近にいることで、安心感が生まれ、地域とつながっていくことで孤立感が解消されます。親を元気にして笑顔にする、その笑顔が子供を幸せにします。
Q4
支援の受け方や相談をしたいと思っている人への
アドバイスをお願いします。
人間は、一人で頑張れないのが当たり前。支援を通して縁が繋がります。一人で悩まないでください。また、勇気を持って電話をしたけどうまく話せないこともありますよね。でも、1回目でめげないで次!次!と何度でもトライしてください。支援を受けることが自分だけでなく、子供の笑顔にも繋がりますよ。
Q5
頑張っている
シングルママ・シングルパパに
エールを一言!

サポーター施設の概要・問い合わせ先
NPO法人子育てネットワーク・ピッコロ
〒204-0021 東京都清瀬市元町2-18-10-1F
2021.01.20 up