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6歳の女の子を育てるシングルパパのN.Tさんに話を聞きました。

シングルママ・シングルパパに届けたいひとり親へのエール

子育てに奮闘する
シングルママ・シングルパパへ、
ひとり親とその家庭を支援・応援する
人々からのメッセージ。

とにかく一人で抱え込まないことが一番!
全部を自分でやることをいい意味で諦めたら楽になりましたよ。

Yell 12

N.Tさん

N.Tさんは6歳の女の子のシングルパパ。一人で無理をせず、周りの人を頼りながら仕事と育児を両立。娘さんと楽しく二人暮らし中。

Q1

ひとり親家庭になった経緯を
教えていただけますか?

元嫁の浮気が発覚したことがきっかけです。元嫁は、娘が生まれて3年ぐらいたってから、 家事の分担や育児の考え方の違いでケンカも増えました。家事負担については整理してみると私の負担がかなり多くなっていて、その点の話し合いをしてもなかなか改善されずに関係が悪化していきました。ケンカも増えましたし、土曜日に「仕事だから」と出かけることも多く、 娘が寂しがることも。ただ、家族旅行やキャンプには行っていましたし、浮気相手とのLINEのやりとりを見つける時までは気づくこともなかったんです。しかし、蓋を開けてみたら元嫁は1年〜2年ほどの間に数名の男性と関係を持っていたのです。

Q2

離婚に至るまでも大変だったと思います。
それにどのように乗り越えましたか?

元嫁の浮気が発覚し、離婚が頭によぎりました。しかし、まだ幼い娘と二人で生活ができるのか、娘が安心な環境をつくれるかは確信が持てませんでした。家事や育児は今までもやっていたのでそこまで不安はなかったのですが、一番の問題はお迎えです。そこで、70代になる母に相談。まだ仕事もしており、一緒には住んでいなかったのですが、週2回ほど来てくれることに。週1回は、仕事を調整し早めにお迎えに行き、残りの週2回ほどはファミリー・サポート・センターへお願いできることになりました。また、保育園の先生にも事情を話したところ、さりげなく娘のケアなどもしてくださり、周りの人へちゃんと相談して頼ることの大切さを感じました。

Q3

国や民間のひとり親家庭支援の制度で良かった、
助かったというものはありますか?

お迎えをファミリー・サポート・センターにお願いしようと手続きを始めたとき、週2日夕方から夜までの2時間ぐらいをお願いしようと思っていたのですが、なかなか見つからなかったんです。少々難航しましたが、隣の市だけど、自宅に隣接してて自転車で5分ぐらいのところに住んでいる方が見つかりとても助かりました。それも、すごく優しい方で、娘もすぐになつきました。今でも感謝でいっぱいです。

Q4

ひとり親になってから、
何かポジティブな変化はありましたか?

離婚の慰謝料請求や手続きの中で、自分では気づかなかったのですが相当ストレスを抱えていたようで円形脱毛症になりました。その頃から、娘のためにも、親である自分の気持ちを吐き出せる環境を作っておかないと無理だと思うように。保育園の園長先生から「両親が離婚して、子供を見る目が2つ減るなら、その分を増やしましょう」とのアドバイスをいただき、娘のためにも、ママ友や近所の方、そして会社にもオープンに話し、サポートしてもらえるようにしました。娘には、時には寂しい思いをさせてしまうと思いますが、常にケンカしている両親の不仲を見せるよりも、仲良く娘と生きていった方が楽しいと思っています。

Q5

ひとり親の方やひとり親になる方への
メッセージやアドバイスを教えてください

とにかく一人で抱え込まないことが一番!特にシングルパパは少ないので、孤独だと思います。経済的には収入があると所得制限でなかなか手当は受けられないですし、相談する相手も少ないと感じるかもしれません。でも、私は、子育てのことや日常生活でわからないことはママ友や保育園の先生に聞いて、会社にも事情をちゃんと話しています。全部を自分でやることをいい意味で諦めたら楽になりましたよ。親としてもちゃんと楽しみましょう!

Q6

頑張っている
シングルママ・シングルパパに
エールを一言!

一人で抱え込まないで。 無理するより、誰かに頼りましょう。 N.Tさん(44) 会社員

2021.03.12 up

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