ページの先頭です

ページ内を移動するためのリンク
本文(c)へ

NPO法人ユースコミュニティーさん

シングルママ・シングルパパに届けたいひとり親へのエール

子育てに奮闘する
シングルママ・シングルパパへ、
ひとり親とその家庭を支援・応援する
人々からのメッセージ。

簡単には解決しないこともあるかもしれません。
それでも一緒に考えること、
一緒に考える人がいることに大きな意味があると思っています。

Yell 22

NPO法人ユースコミュニティーさん

ユースコミュニティーは、子どもの貧困対策法が成立した2013年から、大田区で子どもたちのための学習支援教室を開催し、今年で10年目を迎えました。全ての子どもたちが地域に見守られながら、学びを通して心豊かに過ごせる環境づくりと、それを支援する大人たちを含めての居場所・地域コミュニティーづくりを実現したいと思っています。

Q1

どんな支援をされていますか?

一般の塾に通いづらい世帯を対象に学習支援をしています。約150人のボランティアさんが所属していますので、 英、数、国、理、社、教えられない教科はないといっても過言ではありません。 ボランティアさんが増えてきたので、マンツーマンで教える体制もとれるようになりました。 また、学習支援だけでなく、子どもたちの居場所づくりもしています。 時間と費用の問題で家族旅行に行くことが難しい家庭もあると思うんです。 コロナの前は合宿を企画したこともありましたし、今も、二か月に一回程度、 食育イベントやバレンタインのチョコレート作り、クリスマス会、スポーツ大会などの課外活動を開催しています。 他にも、「コロナ過で生活が厳しい」というお声が多かったので、生活支援も1年前から始めました。 食料品を地域から募ったり、フードバンクさんにお繋ぎしたりしています。 やはり、生活の安定が学習の土台となりますので、まずは生活からサポートできればと思います。

Q2

どのような相談を受けることが多いですか?

思春期の中学生の利用が多いので、 親御さんから、親子の間でうまく関係性が築けていないという相談をよく受けます。 そんな時は、「学習支援教室ではすごくよく勉強もしていて、 こんないい面がありました」ということをお話させていただくと、 多くの親御さんは、「家では全く勉強しないのに、ここでは勉強してるんですか!」 とびっくりされています(笑)親御さんも生活のために必死で、 お子さんとの時間もなかなかとれないこともあるので、 お子さんの様子を話すことによって、安心してもらえるよう努めています。

Q3

もっと知ってほしい支援はありますか?

受験生チャレンジ支援貸付事業という 東京都の中学三年生・高校三年生に学習塾の費用を支援する制度があるのですが、 例えば大田区だと公立中学校に通知を配布しているので、そういった発信を見て頂ければと思います。 その他にも大田区では、無料学習支援や子ども食堂などの子育て支援をまとめたマップも毎年配布しています。 また、年に二回、児童扶養手当を受けている家庭に行政支援の情報をダイレクトメールでお送りしています。 こういった行政からの情報を見逃さないようにして頂きたいですね。

Q4

支援の受け方や相談をしたいと思っている人への
アドバイスをお願いします。

私がよく感じるのは、皆さん、自分が困っているということを他人に相談しないということです。 相談するときは、本当にもう、限界の状況のときなんですよ。もっと早く相談していれば、 早いうちに解決できたのにと思うことが多々あります。 こういった家庭に関しても、子どもの学習を機に生活の困りごとを打ち明ける親御さんが多くいらっしゃいます。 経済的に厳しいから私立には行けないというご相談がよくありますが、 私立高校無償化という制度もあるので、選び方次第で私立高校にも行けるんです。 入学金の支援や奨学金、生活保護等、行政の制度もお伝えいたします。 そういうお話をすると、皆さん安心してすぐに行政支援に申し込まないとしても気持ちが落ち着きますよね。 親御さんが、生活が苦しくて精神的に追い込まれていると、 家庭環境にも影響して親子関係ってギクシャクしがちなんですよ。 でも、行政の支援があると分かるだけでも、心に余裕が持てるので、 限界が来る前に是非相談にいらしてください。

Q5

頑張っている
シングルママ・シングルパパに
エールを一言!

自然の中に出かけよう! 自然はそのまんまのあなたを受け入れてくれます。 一般社団法人 遊心 代表理事 峯岸 由美子さん

2021.11.30 up

ページトップへ戻る