
子どもにとって親はひとりしかいないから、
子どもがいつでも頼れる場所でありたいんです。
K・Rさん
出産から今まで、女手ひとつで子どもを育てたK.Rさん。
どんなに辛くても子どものためを思ったら何でもできる!と笑顔で語っていたのが印象的でした。
Q1
ひとり親になった経緯を
教えていただけますか?
子どもを授かったことがきっかけで結婚をしましたが、 元夫は自分で稼いだお金は自分で使いたいという思いがあったためか、 結婚直後から生活費や教育費は一切払ってくれませんでした。 出産後にひとりでこの子を育てようと決意して、すぐに別居をすることになりました。 離婚が成立したのは、子どもが17歳の時です。子どもが高校を卒業し、 ある程度1人立ちをして親の手から離れていくタイミングで離婚しようと決めていたんです。
Q2
一番大変だったことは何ですか?
子どもを出産するときですね。その時は、出産する費用も持っていなくて。 30万円くらいかかるじゃないですか。職場の友人に相談したら、「少しでも助けてあげたいから」 とお金を借してくれて、そのおかげで出産することができました。 出産してすぐに働いて少しずつお金を返していきました。 子どもは夜間の保育園に預けて、残業もお願いしてやらせてもらっていました。 工場や飲食店など、昼間の派遣と夜間のアルバイトを掛け持ちして、 寝る時間は休憩時間くらいでしたね。寝る間も惜しんでとにかく働いていました。 友人からミルクやオムツ、子供服をもらって自分の欲しいものは我慢して、、、そんな生活をしていました。

Q3
仕事も家事も育児もひとりでこなして、
大変だったと思いますがなぜ乗り越えられたのですか?
子どもが一番大切な存在なので、子どもがいれば何でもできます! ひとりで子育てするのが辛かった時期もありましたが、 暗い顔や弱っているところを子どもに見せるのが嫌でしたし、 そういうのって子どもを不安にさせてしまうと思っていて。 だからいつも強いママでいよう!ママがいつでも守ってあげるからね! と思いながら日々過ごしていたら何とか乗り切れました(笑)
Q4
周りに支えられたなということはありますか?

勤めていた派遣会社の社長や同僚にはたくさんお世話になりました。
社長には派遣先の会社で残業させてもらえるように調整していただき、
同僚からは服やお米などの食べ物をいただきました。
友人にも、夜間保育所を探してもらったり、アパートの保証人になってもらったり、
重たい物を運ぶために車で買い物に連れて行ってもらったりと支えてもらいました。
仕事も生活も、周りに支えられなかったら、私はどうなっていたかな、と思います。
Q5
ひとり親の方やひとり親になる方への
メッセージやアドバイスを教えてください
子どものことは一番大事にしてください。 辛くて大変だし、我慢することもたくさんあると思います。 でも子どもにとって親はひとりしかいないから、いつでも守ってあげてほしいです。
Q6
頑張っている
シングルママ・シングルパパに
エールを一言!

2022.2.10 up