
誰もとりこぼされない
社会をつくりたい。
子供食堂は、
みんなの「居場所」です。
認定NPO法人 全国こども食堂支援センター・むすびえ
広報・ファンドレイジング担当 江副さん
むすびえは、子供食堂を通じて、『誰もとりこぼされない社会を日本でつくりたい』という思いを持って活動している団体です。子供たち、子供食堂、子供食堂を支援してくれる人たちの3者をつなぐ「むすびめ(場)」となりたいと考えています。
Q1
どんな支援をされていますか?
全国にある子供食堂を支えているネットワーク団体の活動をサポートしています。主に「子供食堂の立ち上げ支援」や、「運営者同士のネットワークづくり」「行政や関係団体との連携」「寄付物品の仲介」などを行っています。また、企業・団体等と個々のこども食堂を繋ぐことで、子供たちに対して安心・安全な食材や、学びや体験といった様々なプログラムの提供なども行っています。他にも、子供食堂の現状を調査・報告を実施し、子供食堂の啓発活動も行っています。
子供食堂は、親子はもちろんのこと、子供一人でも安心して利用ができ、費用は無料または掛かっても低額です。栄養バランスの取れた食事、家族・地域との交流の機会の提供、食育、孤食の解消などの役割を果たし、子供の健やかな心と身体の発達を支えています。
私たちは、この子供食堂を、地域・社会の担い手として、より「あたりまえ」のものにしたいと考えています。

Q2
実際に利用している方の様子を
教えてください。
保護者の方が仕事で忙しいなど、さまざまな事情があり、十分な環境でご飯が食べられていない子供たちが、学校帰りや週末のお昼に子供食堂を訪れ、一緒にご飯を食べたりしています。また、保護者の方と一緒にご飯を食べて帰宅したり、地域の高齢者やボランティアのみなさんと一緒に遊んだり宿題をやったりと、子供食堂によっては多様な利用の仕方ができます。

Q3
子供食堂を探すには、
どうすればいいですか?
全国のどこに子供食堂があるかすぐに分かるよう、「こども食堂マップ」をつくっております。子供食堂をお探しの際にはお役に立てると思います。
子供食堂は、年々増加し、2021年時点で6,014箇所(※1)に達し、東京都では、747箇所(2021年11月時点)あります。ひとり親の方を含め、どなたでも利用しやすいと思います。
※1:認定NPO法人
全国こども食堂支援センター・むすびえ「全国箇所数調査2021」より
また、現在、各地に子供食堂を応援・支援するための「ネットワーク団体」というものが存在しています。都道府県単位でのネットワークもあれば、品川区や渋谷区といった区単位でのネットワークもあります。
ネットワーク団体はその地域の子供食堂の運営者同士で連携をおこなっており、中には企業や行政も関わっている場合もあるため、地域の子供食堂のことをより詳しく把握しています。「こども食堂マップ」でうまく子供食堂が見つからない場合などは、一度地元の子供食堂ネットワーク団体についても検索いただき、ご相談いただければと思います。
(※地域によってはネットワークがない場合もあります)

Q4
まだ利用したことがない方へ
メッセージをお願いいたします。
子供食堂はしばしば、「十分にご飯を食べられていないような子供が通う場所」といった印象をもたれていますが、実際は、多世代が気兼ねなく集まれる「居場所」として開かれているところがほとんどです。
シングルママ・パパの家庭も含め、「誰でもどうぞ!」と招き入れている子供食堂は、みなさんの近くにもたくさんあると思いますので、ぜひ子供食堂を見つけた際は、心置きなく安心して利用していただけたら嬉しいです。
Q5
頑張っている
シングルママ・シングルパパに
エールを一言!

2022.8.31 up