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Vol.31:中学3年生の時に父親と 死別したY・Yさんに話を聞きました。

シングルママ・シングルパパに届けたいひとり親へのエール

子育てに奮闘する
シングルママ・シングルパパへ、
ひとり親とその家庭を支援・応援する
人々からのメッセージ。

ひとり親だから何か劣っているなど全くないです。
Take it easy!気楽に行こう

Yell 31

Y・Yさん

中学3年生のときに、父親の突然の死を知らされたY・Yさん。
なに不自由のない生活をさせてくれ、何事にもいつも応援してくれる母に感謝しながら、現在は、IT会社の会社員として活躍中。

Q1

ひとり親家庭になった経緯を教えていただけますか?

中学3年生のときに父親が病で急死しました。
前日までは何ともなかったのに、学校から帰ると家には誰もおらず、母親から電話があり知らされました。そのときの母の声は今でも記憶に残っています。
祖母が1人で暮らしていたこともあり、私たち家族はその後、祖母と一緒に暮らすことになりました。

Q2

今までで大変だと感じたことを教えてください。
また、それをどのように乗り越えましたか?

父がいないという理由で大変だと感じたことはあまりなかったです。そう思えるのも、母が支えてくれていたからだと思っています。
ただ、父が亡くなったのが中学3年生のときだったので、高校受験、大学進学、就職活動と人生の選択を求められたとき、「父親にも相談してみたかったな。」と思うことはありました。
もちろん、母にも身近な大人にも相談はしていましたが、「こういう時、父だったら何てアドバイスしてくれただろう」と考えると、少し寂しさを感じていましたね。そんな時は、よくお墓参りに行っていました。

Q3

周りに支えられたなということはありますか?

実は、叔父は離婚して子供を2人引き取っており、その叔父は単身赴任でしたので、祖母と母が2人の子の面倒を見ることになっていました。
そして、途中から私の世帯も合わせて3世帯一緒に住むことになりました。
3世帯がギュッと1つにまとまって、それぞれが足りない部分をお互いに補い合いながら生活するようになったことで、結果的に、それぞれの役割が明確になったことは良いことでした。

Q4

親との関係で嬉しかったことや楽しかったことはありますか?

父親の急死という経験をしたことで、「いつ何が起きてもおかしくはない。」と、母親の考えが変わったように感じています。
「やりたいことが出来る時に、ちゃんとやったほうがいい!人生あっという間よ!」と、母はどんなときも前向きに私を応援してくれています。
また、母自身も自分のやりたい事に積極的になり、「外国で暮らしたい!」と言って、日本語教員免許を取得しました。
実際に外国には行きませんでしたが、日本にある外国人向けの語学学校で教壇に立ち、外国の方との交流を楽しんでいます。

Q5

ひとり親の方やひとり親になる方へのメッセージやアドバイスを教えてください

若い頃は、一時期「なんで自分だけ,,,」と、他の家庭を羨ましく思うようなこともありましたが、世の中見回してみたら、実際はそんなことはありませんでした。
自分と似たような境遇の人もたくさんいますし、ひとり親だから何か劣っているなど全くないです。
周りの目や意見を気にせず過ごして欲しいなと思います!

Q6

頑張っている
シングルママ・シングルパパに
エールを一言!

Vol.29:社会福祉法人 大洋社 常務理事:斎藤弘美さん

2022.12.27 up

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