母子生活支援施設は、子育て中のお母さんとお子さんが安心して一緒に過ごせる場所です。
私たちは、皆さんの笑顔あふれる日常を大切にしています。
ここで一息つきながら、お子さんのこと、将来のことを一緒に考えていきましょう。
社会福祉法人共生会 母子生活支援施設
Q1
どんな支援をされていますか?
「母子生活支援施設」は、子育て中のお母さんとお子さんが一緒に入居できる、集合住宅型の施設です。仕事のことや生活のこと、お子さんのこと、将来のことなどの困りごとがあったときに、一緒に考えてサポートする職員がいます。
都内には33箇所の施設があります。施設ではお子さんの一時的な保育も行っています。お母さんが家事や買い物、通院などで一時的にお子さんの保育ができない場合や,「ちょっと一息つきたいな」といったときなどにもお気軽にご利用いただけるものです。
また、ショートステイ、トワイライトステイ、産前産後のサポートやフードパントリーを通じた地域のサポートなど、各施設がそれぞれの子育て支援事業を通じて、地域の皆さまのニーズに応えながら、子供たちの成長をサポートしています。
Q2
社会福祉法人共生会ではどのような支援をしていますか。
私たちの運営している1つの母子生活支援施設では、施設内で「子育てに関する講座」や「心理プログラム講座」を実施しています。心理プログラム講座では、子育てや人間関係に関する悩みごとや困りごとについて、認知行動療法に基づいた解決方法を学ぶことができるものです。年間5回コースの本格的な内容となっています。
入居者の方はもちろん、今は施設を退所された方、地域の方にもご参加いただけます。年齢層も20代の方から50代以上の方など、幅広い世代の方にお集まりいただいています。
その他にも、子供向けの学習会やお母さん向けのカウンセリング、相談も随時開催しています。
施設を利用される方の中には、早期のうちに生活基盤を立てられ、短期間で退所される方もいらっしゃいます。退所後であっても、相談をしに来たり、ちょっと顔を見せにきてくれたり、気軽に訪れていただけるような環境づくりを心がけています。
Q3
相談者の方からは、どのような相談を受けることが多いですか?
相談者の方によって多様ではありますが、やはり、お子さんとの関係や、ご自身の就労・健康に関することが多いかな、といった印象です。
お子さんが小さいうちは、「発達に関すること」や「学校での生活に関すること」のご相談をお受けすることが多いですが、中学生・高校生になると、「お子さんとのコミュニケーションがうまく取れない」とか、「進路について意見が一致しない」といったものから、「アルバイトで帰宅時間が遅くて心配」などと、お子さんの成長に伴って、お悩みや心配ごとも色々変化していきます。
また、退所されてから、お子さんの進学や成人などのご報告をしてくださる方もいらっしゃいます。一緒に見守ってきたお子さんの成長ですから、そういったご報告をいただけると、とても嬉しい気持ちになります。
Q4
相談ごとがあったり、これから支援を受けたいと思っていらっしゃる方へ、
メッセージをお願いします。
”母子生活支援施設”と聞くと、初めは「生活の中で厳しいルールがあるのかな」「他の方とうまくお付き合いできるかな」などと心配される方もいらっしゃいます。施設には安全に暮らすための決まりごとはありますが、それぞれの家庭のリズムで生活することができます。実際は言葉で感じるイメージよりもフレンドリーな空間です。
母子生活支援施設にいらっしゃる方は、これまでに結婚・出産・離婚など、大変なご経験をされたことで、疲れていらっしゃる方が多いです。
私たちは、短期間で現状を大きく変えるような、そういったご提案をすることはなかなかできません。しかし、日々の生活の中で、皆さんに「安心できる空間だな」、「職員さんが親切だから、信頼してみようかな」と前向きな気持ちになっていただき、ご自身のペースで一歩を踏み出してもらえれば、とても嬉しく思います。
一緒にひと休みして、再出発していきましょう。
Q5
頑張っている
シングルママ・シングルパパに
エールを一言!

2023.10.12 up